ふと思ったが、綿矢りさの本は、2冊でありながらも、もう累計で100万冊は出ているんでしょうね。素人のごく単純な印税計算をしても、1億円は収入がありそうだね。いやはや20歳で1億円ですか。年500万で暮らしても20年は何もしなくて暮らせる。一般人にはいまいちリアリティのない額だね。
で、まあ、そんなのはいいとして、彼女は完全な天才型の作家であると思うのだけど、そんな非一般的な環境におかれてしまったなかで、その才能を収縮させてしまわないことを願うばかり。特にマスコミの仕業で腐ってしまわなければよいのだけど。天才ってちょっとしたことでその才能を逃してしまうような気がするのです。まとはずれかもしれないが、ふと、ランボーであったりフィッツジェラルドが思い出されたり。彼女の場合10年後くらいが楽しみなんですよ。20代後半になった綿矢りさが、どんな作品を書くのだろうかっていうことが。
今日は図書館に行き、本を返し、本を借りてきた。
夕方に行ったのだけど、私服の、僕と変わらないような、あるいは僕より若い女の人が電子辞書を座右に置き、真剣に勉強していた。大学受験なのだろうか、それとも何かの資格の勉強なのだろうか。いずれであれ、様々な形で勉強している人はいるもんだなと、ワタクシも頑張らねばなと、今一度気を引き締める思いで。