ブックオフ。日頃行くブックオフって2店あって、だいたい交互に行っている。今回の店は2週間ぶりくらい。このくらいの間隔を開けた方が、品揃えの変化が認められてちょうど良いかも。
新書を4冊、文庫を4冊、すべて100円のものばかり買う。この中に、島田荘司の『御手洗潔の挨拶』があるのだけど、家に帰ってぱらぱら見ていると、なんだか読んだことがあるような気がした。そこではたと気づく。この本は高校生の時に図書館で借りて読んだことがあったのだ。
友人の勧めでミステリをわりと読んでいた高校生時代。一番興味を持ったのは法月綸太郎だった。そして他の新本格と分類された作家にも手を伸ばした。しかし、これらの新本格ミステリの親とも言えるような存在の島田荘司には手を伸ばした記憶がなかった。
なのに、読んでいたんだな。自分のことながらちょっとした驚き。この作品は長編ではなく、ほどほどの長さの4つの作品が収められたものだから、試しに読むにはいいかもって思ったのかもしれない。
そして今回も同じような流れで手にしたのだと思う。島田荘司という名前を認め、懐かしいなと思い、長編じゃないのか、4つの作品が収まってる、まあ、ちょっと読んでみようか。といった感じで。
購入する前に気づけよ、というようなもんだが、基本的に立ち読みをしないので、こういったことになる。文庫本だと、作家名と裏表紙の説明文と状態の確認だけで買ってしまう。