昨日まで夕方にドラマ「ラブストーリー」の再放送をしていた。
熱狂的豊川悦司ファンである僕は、このドラマを本放送の時に、当然のことのように、標準で録画している。
ただ、このドラマはちょっとダサイなという印象を持っていて、あまり良いようには思っていなかった。
それで、ここ数日、再放送しているのをちまちま見ていたのだけど、やっぱりなんか変な感じがする。妙にふわふわしてて、空っぽなんだ。キャラクター作りが、安易すぎるのかもしれない。
僕としては、ただただ豊川悦司を鑑賞するドラマになっているのだけど、でもときどき、良いセリフが出てくる。さすが北川悦吏子という感じはある。
今が良ければそれでいいという、鍋友(香取慎吾)と、くそ真面目ゆえに先のことばかり考える永瀬(豊川悦司)。この対比が一つのポイントとしてあるんだろうな。
僕はかなり永瀬よりの思考をしている。うんうんと妙に納得する言動があった。最終回で、鍋友が永瀬に向かって、「そんなに先のことばかり考えていて楽しいですか?」と言った。今がうまくいけばそれでいいんじゃないのということも言う。これに対し永瀬は「そんな無責任なことできるか。君とは人間が違うんだ」と反論する。ああ、まったくだと僕はうなずく。
ただ、鍋友の態度にも一理あるんだということはわかる。僕は極端に先を見る人だから、今を見ていない、とよく注意される。今がないと先はないんだよ、ってこっぴどく言われたこともある。苦い思い出を想起させられた。このドラマ。
それはそうと、このドラマに出ていた、畑野浩子やコタニキンヤはどこにいったんだろう。コタニキンヤは、申し訳ないが、消えても仕方ないかなと思っていた。でも畑野浩子は消える人じゃないでしょう。僕はわりと好きだった。休養中なのかあるいは引退なのか。サークルKのCMで見て以来、ずいぶんとその姿を見ていない。