人に話を聞いてもらうだけでも救われることがあるんだということに最近になってようやく気づいた。そして素敵だと思った人の言葉は、どんなささいなものでも助けになるということも。
昔から、自分のことを話すということがまったくと言っていいほど無かった。悩むことや迷うことがあっても、自分だけで、本にあたりネットを利用し、徹底的に情報を集めて、決断することばかりだった。
そのため酷く精神が疲れていたような気がする。そして昔はそれでもなんとかなっていたけれど、大きくなると一人では抱えきれないような迷い事が同時にやってきて窒息しそうになることがある。
とうとう一人じゃ手に負えないから、人に話す。
なかにはそんなのごめんだとかわす人もあるけれど、人はきちんと受けてくれる。
そういうのにもっと早く気づいていれば、もっと楽だったかもしれない。