大河ドラマ新選組!」。
坂本龍馬暗殺の回だけど、静かに一気にいったなぁ。
坂本龍馬だからといって、特に重点をおいて盛り上げた感じはなくて、流れの中で処理したか。
海援隊の人間が300人も京に入ったと吹聴して、これで安心だ、といった龍馬の読みが見事に外れていたか。ドラマの序盤で頭をぶつけてやたらと痛がっていた龍馬だけど、刀で頭を割られたときは一切痛がらなかったなぁ。うむ。
今回は、というか、今回もドラマのつくりが見事だった。
龍馬暗殺の犯人を見廻組とはっきり設定したけれど、新選組説が存在することへの配慮もなされていたか。永倉と原田が一歩遅れで近江屋に到着したことであったり、原田の「こなくそ」というセリフであったり。
配慮ということで言えば、視聴者の声にも先手を打っていたか。新選組坂本龍馬を助けに行くなんておかしいだろ、というようなことを土方にはっきり言わせていた。「どうかしてるぞ」という自虐的なセリフもあったか。絶妙だ。
そして今回は、一つの区切りとして、総まとめといった感じが滲み出てる。どこかで見たような光景が再び現れてる。捨助は久しぶりにあのセリフを言ったし。
龍馬の死で今までいくつかあった線の一つが途切れた。
ドラマの最初の方にあった永倉と島田のやりとりの「解説してくれる人が必ずいたんだがなぁ」というセリフが面白くもあり、寂しくもあり。龍馬も解説してくれる一人だったはず。
今日の写真は以前も載せたか。再掲。とうとう近藤一人。