今日は休日なので、朝からレポートを書き書き。
このところ4時間睡眠で睡眠不足の状況にあるようだったので、昨日は貰い物のワインを飲んで、たっぷり寝てみようと思った。アルコール摂取で昏々と眠りに落ちる。が、きっちり6時間睡眠で自然と目覚めた。これ以上の睡眠は無理なのか。
昼下がり、息抜きに外出した。今日はどこにも出ないと決めていたのだけれど、外出した。あまりに天気が良かったので。そして、堀江敏幸の『熊の敷石』が文庫本で発売されていたのを知ったので。また、おまけとして、綿矢りさが表紙になっている「AERA」をチェックしておこうかと思ったので。
結果として、約2時間の外出となってしまった。息抜きを越えてサボりだ。逃避だ。
書店は3店まわった。だって、どこにも『熊の敷石』を置いてなかったんだもの。最初に行った2店は、店員の怠慢なのか、今月発売の講談社文庫が並んでいなかった。発売日から6日経っているのにね。3店めでようやく購入できた。一方、「AERA」の方は、どこにも無かった。うすうす感じてはいたが、もう手遅れなんだろうね。綿矢りさ人気は地方云々関係なくかなりのものなのか……。
『熊の敷石』はすでに図書館で借りて読んでいる。だけど、堀江敏幸は好きな作家だし、この作品も好きだから手元に置いておこうと思った。それにしてもこの文庫、文字がでかい。単行本なみの大きさとなっている。ちょっと読みにくいかなと思えなくもない。
2時間の外出は、レポート作成にはちょっと悪影響かもしれない。完成させて出たなら良いが、作成途中で出たからね。意識が完全に遮断された。
でもいいんだ。文庫本買ったときの店員さんが可愛かったから。
たいてい断るはずの本のカヴァーをしてもらったよ。その紙製のカヴァーにはその店員さんの指紋と僕の指紋しかないね……って、こんな考えをしてたら危ない人だ。文庫本ってカヴァーをまいたなら、そのまま手渡されるのだけど、その店員さんは丁寧にも紙袋に入れてくれた。セロテープで閉じる。そのセロテープには店員さんの指紋が付いている。アルミの粉末でもふって指紋を採取しようか……って、こんなことしてたら変態だ。――冗談ですよ。
でも、そんな可愛い店員さんも、まわりは女性が多い職場だけに、恋愛ドラマを見ながら、私には出会いがないわぁ、って呟くのだろうか。ってこんなこと考えてたら、無性に小説を書きたくなってくる。ささやかな幸せが詰まった小説。でも全体的には救いのない小説。
しかし、今、小説を書けば直面している課題からの逃避でしかない。
というか、こんな長めの文章を書くことが、すでに逃避してるか。
レポート仕上げよぉ。