第7回

先週に続き、なんだかよくわからない内容だったかも。いや、ストーリーとしての内容はわかるのだ。わからないのは、一部の描き方、というか演出か。
こういった、阿藤快が呟くような、なんだかなぁっていう感じは、おそらくこの先も頻出するのではないかと思われる。というのも、脚本のかたちが、ある1日というかたちで描かれているから。今までの放送とつながりを余り強く感じられないのだ。脈絡無く展開する様が味気ない。そして、こういった描き方はどうしても冗長さを含んでしまうような気がする。
でもまあ、まだ満足してますよ。魅力は十分だから。
また、今回の放送内容ではうまくやったかなと思えるところがある。それは坂本龍馬のこと。
坂本龍馬土佐勤王党に参加しているのは事実。名前を連ね血判している。しかし、これは大いなる謎を含んでいる。何故、彼はこの党に参加したのかという謎。自由奔放に動き回っていた彼が、わざわざそんなものに参加するのはおかしいという見方があるのだ。彼の思想に反するのではないかと。
それを今回の放送では、土方歳三のセリフで見事に片づけている。「あんたはいつだって勢いに流されているだけなんだ」というセリフ。「まわりにのせられて名前を書いただけなんじゃないのか」と。これに対して坂本龍馬は沈黙していた。
うまいことやったね。彼は深いこと考えずに名前を書いただけ、という見方が実際にもあるから、それを踏襲したかな。