新選組!

第28回

池田屋事件の回だったのだけど、かなりあっけなかったという印象。盛り上がりに欠けていた。 その盛り上がりの欠け具合は、今回が池田屋事件の放送回であると、実際に襲撃場面が出るまで気づかなかったというほど。 ありゃ? 池田屋を襲撃してるけど、今日が…

第27回

驚いた。平畠啓史が出てた。ということは、DonDokoDonで大河ドラマ出演となる。三谷さんの好みか。 入隊して間もない武田観柳斎がはばをきかしてるね。目立ってるよ。 軍師という立場は格好良いが、山南さんは軍師たり得ないのかな。山南さんはどうも万能に…

第25回

芹沢鴨暗殺。 もうため息ばかり。芹沢鴨を襲撃した場面、良かった。音楽を入れずに、雨音だけで進む。静かで良かった。 山南敬助と原田左之助、格好良すぎる。雨の中のあのシーンを繰り返し見てしまった(録画してるので)。 原田左之助は人斬りを楽しむよう…

第24回

冒頭からいきなり浪士組の中で芹沢一派粛清の気運が高まってる。この前回からの繋がりの希薄さが、いまいち視聴率を得られない原因だったりして。新選組の知識なく、まっさらの状態で見ると、なんだか戸惑いそうな感じがあるんだけど、そうでもないのかな。 …

第23回

八・一八の政変があった一日の話。 どうにも近藤勇に魅力を感じられないなぁ。特にこれといった考えを持たないうえに、変に頑固であったりする。 三国志の劉備玄徳の描かれ方で感じる違和感と同じようなものを感じる。それほど人心掌握する魅力があるように…

第22回

きっちりと作られた放送内容だったような気がする。 芹沢が又三郎を斬るのにきちんと動機づけがなされていた。最後、芹沢が暴走するのにも動機づけがなされていた。 展開としては何もなかった。一休みの回だったのか。近藤と芹沢の位置を確認し、固くしたよ…

第21回

今回は、史実にもある、大阪での相撲取りとの乱闘事件の話。 舞の海がいいなぁ。妙に存在感があった。MVPをあげるよ。一瞬で殺されちゃったけど。 芹沢鴨の傍若無人ぶりはさらに過激さを増しているような感じ。もう卑屈になりすぎてるのね。初めて人を斬り興…

第20回

芹沢鴨をピックアップか。 世の中からはみ出ている存在だという事はわかっている。自分は落ちこぼれだと自認している。しかしどこかそれを認めたくなく、大仰に行動してみせる。いっぱしの考えを抱き、世の中に認めさせたく、行動してみせる。でも、世の中は…

第19回

今回は終始静かな空気が漂っていて、緊張感がある場面もあって、良かったなと思う。 香取慎吾演じる近藤勇もなかなか風格が出てきたかも。 山本耕史演じる土方歳三は相変わらず格好良い。 そして今回はオダギリジョー演じる斉藤一が地味に目立っていたと思う…

第18回

この頃なんだか、芹沢鴨たちの目的がわからなくなってきた。彼らはなぜ壬生浪士組にいるのだろう。近藤勇の一派のように幕府を守ろうとする意識はあったのかな。そのあたりは特に描かれることなく進んでる。ただ、芹沢鴨は水戸藩の出身と言うことで、神道を…

第17回

どうも近藤勇がなさけない。 粕谷新五郎を壬生浪士組に引き込むために、以前の放送回で説得したわけだけど、この粕谷が壬生浪士組に加わる条件として、仲間内でのごたごたなどの問題を起こさないでくれと言っていた。これに対し、近藤勇は約束すると誓った。…

第15回

山南敬助の姿を見ると、もう、どうにもせつなくなってしまうな。また、今回みたいな、葛藤した末に、近藤勇についていく、といった姿を見せられてはね。 相変わらず、三谷幸喜らしい演出が見られる。浪士組の隊士を集めて、江戸へ引き返すと清河八郎が宣告し…

第14回

面白くなってきた。やっぱりはっきりとした動きがあってこそ、面白みが出てくるもんだ。 でも、尊皇攘夷がどうのこうの、朝廷に建白書がどうのこうの、って、今回の描き方では、このあたりの知識がない人にとってはちょっとわかりにくくないかな。 それにし…

第13回

今回は今までの、どの放送回よりいいんじゃないかな。 試衛館道場の面々、皆が皆、格好良く見えた。いいなぁこの人たちって思えた。 前半、土方歳三の行動が目立ったので、今回は土方のポジションやキャラを固める回かなと思ったけど、近藤勇のポジションを…

第12回

中身はないことないんだけど、やはりなんだか冗長さが。これって、早く京へ行けよ、という思い、じれったさ、からそう思うのかな。 芹沢鴨や粕谷新五郎がいまいちよくわからないな。その人物がつかめないというか。 粕谷新五郎は伊吹吾郎が演じているのだけ…

第11回

大きく動き始める前に一拍おいた、というような回。 こうも後の新選組隊士の人物に肉薄したような描き方をされると、やはりそれぞれの隊士の結末が沈痛に感じられるものになりそうな。 あと、白井晃って良い役者だね。清河八郎を見事に演じている。野心家で…

第10回

いよいよ浪士組。思っていたより、まだ緩慢さがあるね。このゆるいなあぁっていう感じは舞台が京都に行かないと消えないかな。 しかし、この決起していく様はわくわくするね。いよいよだ。こうして主人公たちに魅力を感じ引きつけられていくだけに、結末が非…

第9回

やはり確信した。ドラマの中で流れる、間ののびのび感、は、この描き方によるものだ。たびたび言っているような気もするが、この在る一日という描き方のために、間延びが生じ、多少の味気なさを感じるのだね。 でも、それも今回までかもしれない。次回からは…

第8回

またしても、なんだか冗長だなぁっていう印象を抱く。 おそらく、今はまだストーリーが動くときではないからかもしれない。動乱の気運が高まり、新選組のかたちができはじめた頃になると、この描き方は有効になってくるような気がする。その時まで、静である…

第7回

先週に続き、なんだかよくわからない内容だったかも。いや、ストーリーとしての内容はわかるのだ。わからないのは、一部の描き方、というか演出か。 こういった、阿藤快が呟くような、なんだかなぁっていう感じは、おそらくこの先も頻出するのではないかと思…

第6回

地味でやや冗長に感じられる回だったかな。取り立てて、何かがあったわけではない内容。息継ぎポイントか。今回はもう完全に史実抜きの創作ストーリーだったのでしょう。こういうところに拒否反応が出る人が多いのかもしれない。 永倉新八役の山口智充が再登…

第5回

婚礼の日に、っていうのがタイトルだけど、その通りに、婚礼の日にいろいろと起こる。三谷幸喜作品でよく見る、ドタバタもので良かった。 あと、オダギリジョーってやっぱり格好良いや。 何かの記事――確か三谷幸喜が朝日新聞で連載しているエッセイだったか…

第4回

斎藤一役のオダギリジョー、芹沢鴨役の佐藤浩市、山南敬助役の堺雅人が登場。こういった新撰組関係者が登場してくるのだが、まだ新撰組は芽ほどもその形はない。だからこうして登場した人々が、主人公である近藤勇とどのように関わっていくのか非常に楽しみ…

第3回

またしても、おとなしいすすみ具合。でもまあ、こういうのは仕方なくて、むしろ当然で、1年の長丁場のための地盤固めのようなものだ。出演者が皆若いので、演技に味というのはなかなか見られないけれど、雰囲気はいいね。江口洋介の坂本龍馬がいい。 いつも…

第2回

あいかわらず笑いの演出を盛り込んでる。緩慢としたドラマのすすみ具合で、まあ、静かなつなぎのような回だったか。しかし、のちの展開につながる伏線はきっちり。そして、のちに新撰組隊士となる人物との出会いのシーンもあった。永倉新八と原田左之助が登…

第1回

いよいよ始まり。放送前から、この長いドラマの始まりを三谷幸喜はどのように描くのだろうって思っていたのだけど、わりと無難な入り方だったね。新撰組の京都での働きぶりを冒頭で描くことで、まず人物紹介が一通り出来る。そして、そんな新撰組が誕生する…