蒸発するほど暑うございました。


そんななか、午前から親戚の家へ行き喪服を着てうろうろ。
法要はもちろん家のなかで行われるので、そのときは冷房のきいた部屋でゆっくりできたのだけど、家で拝んだあとの墓参りや寺参りのときは、当然日のあたる外に出なければならない。
ワイシャツ姿でいればいいものを、上着を着て外に出たものだから、もう汗をかきまくりで、あわてて上着を脱いで、脇にかかえたけれど、もうその黒服の存在自体が暑苦しいものだった。


料理がならんだ席では、初めは烏龍茶を飲んでいた。車を運転して行っていたからそうしていた。小学一年生の女の子がけなげにこまごまとお酌をしてくれるので、烏龍茶ばかり飲んでいた。しかし途中で、伯父が酒をすすめてくる。運転は一緒に行っていた母親がするというので、すすめられるまま酒を飲んだ。そのお酌してもらった日本酒がかなりおいしかったので、それから一人で手酌しながらちびちび飲む。料理には刺身をはじめ、酒の肴になるものがいろいろあったので酒がすすむ。日本酒を飲んでいたのは僕だけだった。やっぱり日本酒が一番好きだよ。ほろ酔い。