焼香のことだけど。
法要時に必ずあるこの焼香の作法って人それぞれだよね。
回数や、拝むように香を額の方まで持ち上げるかどうかとか。
僕はつまんだ香は少しも持ち上げはしない。ただ香炉の部分に移すだけ。そして回数は1回にしている。
昔、なにかの本で、葬式のときの香は死者の臭い消しのためだということを読んだ覚えがある。香をたくさんくべるということは、死者に対して、おまえは臭い存在だと言っているようなもので、失礼になるかもしれない、ということもその作者は書いてあったので、ふーん、そうか、と思い、特にこだわりのないことなので、それを踏襲している。そして額の方に拝むように持ち上げるかどうかも、焼香はただの臭い消しなのだとしたら、そこまでうやうやしくすることでもないだろうという気がして、やらない。
ただこれは葬式での話で、葬式のときは死者を対象にしているので、焼香は死臭を消すためだということで良いかもしれない。
でも、3年目とか7年目とかにある法要はどうだろう。これの対象は仏ということになるんじゃないかな。そうすると、焼香は臭い消しのためだけに存在しているわけではなさそうだ、という気がしないでもなくなってくる。
よくわからないことだ。
機会があればこの作法について少し調べてみてもいいかもしれない。