芥川賞直木賞が決まる。どちらも二人受賞だったのだけど、それはちょっと意外。
芥川賞綿矢りさ金原ひとみ。該当者なしかなとも思っていたので、二人同時受賞はちょっとした驚き。金原ひとみのことは全く知らないので、何も言えないのだけど、綿矢りさはそのデビュー作から今回受賞となった作品まで、軽くではあるが目を通しているから、少しばかりわかる。ただ、高校生が登場するものって最近はどうにも読むに耐えないので、今回の受賞作はきちんとは読んでない。『文藝』に掲載されてたやつを、書店でさらりと立ち読みしただけ。内容に関しちゃ、先に言ったような感じで理解に努めないので、判別不能だけど、文章に関してはやはり彼女はセンスある気がしてた。小さな何気ない描写が巧いんだよね。そういった感性が作品全体というか内容面に現れているんでしょう。だから、最年少で芥川賞作家となった。まあ、いいんじゃないでしょうかね。基本的に新人賞のようなものであるわけだし、作品に送られる賞だったはずだから、今回の作品が優れていたということだ。
で、直木賞京極夏彦江國香織。妥当と言えばそれまでだけど。ようやく京極夏彦が受賞したね。もう貫禄十分なんだから、直木賞という大きな賞であっても、受賞したからと言って大して変化があるようには思えないね。変化があるとすれば、ノベルスで書いている京極堂シリーズの出版ペースがまた一段と遅くなってしまう程度かな。それにしても、会見の席に、いつもはめてる手袋をして登場するのはさすが。やはり貫禄ね。

あ、そうそう、そういえば、日本テレビアナウンサー、魚住りえが結婚して退社するという話題もどこかのトピックスで見た。相川梨絵ほどではないが好きなTV出演者なので、ちと悲しい。まだフリーで仕事はするというので、とても残念というわけではなく。