第12回

中身はないことないんだけど、やはりなんだか冗長さが。これって、早く京へ行けよ、という思い、じれったさ、からそう思うのかな。
芹沢鴨や粕谷新五郎がいまいちよくわからないな。その人物がつかめないというか。
粕谷新五郎は伊吹吾郎が演じているのだけど、どっしりしてて、どうにも他の役者と異質なものを感じる。悪いとは思わんが。
殿内義雄を演じる生瀬勝久は良いなぁ、やっぱり。役のキャラからすると適役なんじゃないかな。 あわれな描き方をすると彼はいきてくる。
永倉新八の「いささか心配になってきた」「ますます不安になってきた」と折にふれ仲間にもらすのがちょっと面白かったり。
土方が清川に言った、「銭を粗末にする奴はろくな死に方をしませんよ」は伏線になるんだろうな。