ウィンブルドンの季節。
昨日の深夜にNHKで放送していた、ウィンブルドンの試合(昨日のは録画だった)を弛緩して見ていた。ヒューイット対イバニセビッチ。ヒューイットがストレートで勝利した。
この放送で知ったのだけど、イバニセビッチが引退を表明しているらしい。
真夜中にひっそりと悲しくなった。
サーブのスピードが200km/hを優に越える正真正銘のビッグサーバー。そのプレーがもう見られないなんて。
イバニセビッチといえば、2001年にウィンブルドンで優勝している。それまでに幾度となく決勝まで進んでいたのだけど、準優勝ばかりだった。2001年は待ちに待った優勝だった。
かなり苦しんでの優勝だったと記憶している。決勝戦の相手であるラフターは手強かった。長い試合になった。なんとかしてイバニセビッチを勝たせてあげたいという気持ちにさせられた。ラフターの方がやや余裕があるようだったので、イバニセビッチが少し痛々しく見えた。
優勝したときのイバニセビッチの喜びようは、もうはじけるようだった。見ているこちらにも嬉しさが感染した。
懐かしい。そしてやっぱり寂しい。
僕はサンプラスが好きだった。ウィンブルドンでの圧倒的な強さに惚れ惚れしていた。でもウィンブルドンにはもうサンプラスがいない。引退しているのだ。そしてまた、イバニセビッチという好きな選手も去ってしまった。
今の若い選手にはあまり魅力を感じられなくて、よく覚えられない。だから知らない選手ばかりだ。ヒューイットを知っているくらいで、他の若い選手は知らない。
誰を見ようか。
そういえば一人、イギリスの期待を一身に背負ってコートに立つ選手がいる。ヘンマン。彼もいいところまでいくのに、なかなか優勝できない選手だ。今回は彼に注目してみる。
ウィンブルドンの放送は、昔は夕方にも放送していたのに、今はなくなってる。そして、週末にはダイジェストの放送もしていたはずなのに、今はしていない。不満。