natsukawa2005-08-25

台風、まともに直撃っぽい。
明日の朝、電車は大丈夫なのかな、って思ってたけど、考えてみたら、地下鉄って天気は関係なかったね…。大雨が降って地下に雨水が流れ込まない限り。


ふと思ったこと。
電車に乗る生活で新鮮なのが、ある時間、老若男女いろんな人が居る一つの空間に閉じ込められるということ。
日頃、車に乗って1人でしか行動してないから、こういった集団でいる空間は新鮮。
全然、何気ないことだけど、いろんな様相の人を見て、様々な人がいるなぁ、などと思いながら過ごしてる。


この前の日曜日。秋葉原の近くで中年の男の人に声をかけられた。「大宮にはどうやったら行けるんですかねぇ?」って。
そのおじさん、話を聞いてみると、埼玉から仕事で会社の人と出てきたんだけど、駅ではぐれて降りてしまったんだとか。そして全然知らない場所に来てしまって途方にくれていたらしい。
「すぐそこにJRの秋葉原駅があるから、そこから乗り継いでいけば行けると思いますよ」って僕は答えた。
するとそのおじさん、携帯とかお金とか会社の制服に入れてて、それらの荷物ははぐれた人が持ってるから、今は小銭くらいしか持ち合わせがなくて…とか言い始めた。そして、身分証明書とかはあるから、できればお金を貸して欲しいと言い始めた。本当に困ってそうだったけど、悪いなと思いつつ、そういうのなら秋葉原の店員とか駅員とか警察にお願いした方がいいですよ、というような感じのことを言って僕は断った。
あのおじさん、ちゃんと帰れたかなぁ。


同じく日曜日。日はすっかりくれていた。いつも通る最寄り駅の前で、泣いてるおじさんを見た。
よく街頭に看板を持って立ってる人が居るけど、そんな感じで、背広姿のおじさんが看板をもって歩道わきに止めてあるスクーターに腰掛けていた。
信号待ちで立ち止まったのだけど、なんか音がするなと見たら、そのおじさんがほほを涙でぬらしながらすすり泣いてた。
吃驚するとともに、どうしたんだろうって気になった。