歳をとると、いよいよぼんちおさむに似てきている法月綸太郎ですが。先月、かなり久しぶりに長篇作品がでてる。なかなかの評判のようで、高校時代にどっぷりと法月綸太郎に心酔していた者としても、なんとか読んでみようと思っているのだけど、図書館ではずっと貸出中で借りられず。やっと出た法月綸太郎の長篇と言うことで、この際購入しても良いのだけど、一応図書館で借りることを考えてる。
で、借りるにしても、ずっと貸出中なので予約をしようと思うのだけど……ちょっと考えていたことがある。
読書量の多さに憧憬の念を抱きつつ、本の評を楽しみに拝見しているid:minkoさんのページに、まさにその事が書いてあった。(http://d.hatena.ne.jp/minko/20041026#p2
面白いので引用させてもらいます。

勇気を振り絞ってかわいい店員さんに
「あ、あのー入荷してるかどうか調べてもらいたいのですけど」
「はい。どのような本をお探しですか?」
法月綸太郎という作家の、な、な、生首に聞いてみろという本なんですけども(だんだんと語尾が小さくなる)」
「生首ですか?」
「はい。生首に聞いてみろです(超ちっこい声で)」
待つこと5分。かわいい店員さんをはじめ3人がかりで棚を見にいったり、書類をひっくりかえしたり。その間「なまくび、なまくび・・・」とつぶやく店員さんたち。なんかとても恥ずかしいんですけど。

と、まさにこの通りなんですよ。僕が考えていたということは。
図書館で司書さんに予約を申し出るときに、どのように言おうかなって考えてた。いやまあ、きちんとした本なのでなにも考える必要はないのだろうけど、ねぇ。
「生首に聞いてみろ」と言うのに少しばかり抵抗があったりする。
今まで予約をしたことがないので、予約をする際にどういった手順を踏むのか知らないのだけど、間違いなく反復されるだろうなという気はしている。「生首に聞いてみろです」と言えば、「生首に聞いてみろ、ですね?」とでも。
生首、生首、ってねぇ。
でも早いうちに読みたいので、この壁を乗り越えないと。
一息つける来月になったら絲山秋子の『海の仙人』と共に予約してみようか。メモした紙片でも持って小芝居するかもしれぬ。